脳ドックを受けてきた
2007年3月20日コメント (6)初めて脳ドックを受けてみた。
簡易的な人間ドックでやる検査、たとえば身体計測、血液検査、
尿検査、血圧、心電図、視力検査、眼底検査に加えて、MRI検査、
頭部X線撮影、大脳高次機能検査が加わったものだった。
MRIは検査に時間掛かるのですねー。医師国家試験の頻出問題に
「脳の疾患が推定される緊急性の高い患者さんにはMRIでなく
まずはCT」というのがありますが、その意味が身をもって理解
できました。
大脳高次機能検査というのは疲れました。
数字を何桁も言われて、それも復唱したり、
数秒間、絵を見せられて、それを書かせられたり。
記銘力の劣る僕はかなり評価低そう・・・。
結果は1ヶ月くらい後とのこと。
MRIの結果もさることながら、大脳高次機能検査の結果が出る
のが怖い・・・。
脳ドックは一度受けておけば、当分受ける必要はないと思う。
必要に迫られなければ、もう受けたくないなあ。
簡易的な人間ドックでやる検査、たとえば身体計測、血液検査、
尿検査、血圧、心電図、視力検査、眼底検査に加えて、MRI検査、
頭部X線撮影、大脳高次機能検査が加わったものだった。
MRIは検査に時間掛かるのですねー。医師国家試験の頻出問題に
「脳の疾患が推定される緊急性の高い患者さんにはMRIでなく
まずはCT」というのがありますが、その意味が身をもって理解
できました。
大脳高次機能検査というのは疲れました。
数字を何桁も言われて、それも復唱したり、
数秒間、絵を見せられて、それを書かせられたり。
記銘力の劣る僕はかなり評価低そう・・・。
結果は1ヶ月くらい後とのこと。
MRIの結果もさることながら、大脳高次機能検査の結果が出る
のが怖い・・・。
脳ドックは一度受けておけば、当分受ける必要はないと思う。
必要に迫られなければ、もう受けたくないなあ。
コメント
脳のCT写真で「ほら、こんなに退化しています」と指摘されるのも怖いですが。
脳ドックは受けたくない検査ですね。
大脳高次機能検査。これっていやーな検査でしたよ。検査員の人から「できなくてもかまいませんからね。」と前置きされてはじまるのですが、短時間での記憶を要求される設問がこれでもかこれでもかと繰り返されます。受けながら「自分はこんなこともできないんだな」と精神的に追い詰められるような検査でもありました。
難しくて考えても判らないというなら嫌な思いもしないですむと思うのですが、求められるのは数字の暗唱とか、書いてあった物語の復唱とか。単純に記憶力だけを試される試験なので、どれだけできないのかが受けている本人にもはっきり分かります。だから嫌になりました。もう受けたくないですね。
脳MRIで画像上、脳の退化が分かるのは、かなり認知症が進んでからだと思います。こうやってブログを書いているメンバーは、退化(=画像上では脳の萎縮として表現されます)を指摘されることはありえないと思います。
見つかると嫌なのは梗塞巣や動脈硬化による血管の狭窄、動脈瘤などでしょうか。小さな梗塞巣は20歳代の人にも見られることがあるくらいなので問題ないようですが・・・。何もないことを祈るばかりです。
脳ドックで異常を指摘された場合、どう対応するか非常に難しいそうです。例えば脳動脈瘤の手術はかなり侵襲の高いものだそうで、無症状の人への施行ですがは議論の分かれるところだそうです。知らぬが仏といったところでしょうか。ちなみに僕は今、なんの症状もありませんので、もしなにか異常が指摘されたとしても経過観察にとどめるつもりです。(腫瘍があったりしたら別ですが)気にされる性格の人は受けない方が良い検査のようにも思います。
大脳高次機能検査はでは若年者では認知症疑いの人以外に実施する意味はほとんどないと思います.退化という言葉は発生や発達の過程で使うものですので,脳ドックでは私は老化あるいは加齢による変化という言い方をします.
脳動脈瘤の手術侵襲は未破裂ではそれほど高くはないと思います.術後合併症の原因としては手術侵襲というよりも手術繰作そのものが問題になる場合が多いのではないでしょうか.
脳ドックは一度受けて問題がなくとも2〜3年毎に受けた方が良いというのが脳ドック学会での多数意見だったと思います.未破裂脳動脈瘤などの異常が見つかる事は少ないですし,無症候性脳梗塞や脳動脈硬化の程度を知って生活習慣を見直すにはいい機会だと思いますので,40〜50歳になったら普段は病院にかからないような人こそ一度受けてみたほうがいいのではないでしょうか.
「知らぬが仏」 で生活していて、突然動脈瘤が破裂したとして
その結果は死に至る場合が多いでしょうか、それとも悲惨な状態で生き残る場合もあるのでしょうか ?
「未破裂で発見していろいろ思い悩むより、突然破裂してそのまま逝けるなら・・」
と考える認識不足の年寄りには、どのようなアドバイスをなさいますでしょうか。
コメントありがとうございました。
>検査時間はMRIの性能にもよるのですが,脳神経外科では
> 脳出血,脳梗塞などの救急患者さんに頭部MRI,MRAは
>ほとんどルーチンで行われています.時には外傷などで
>瀕死の状態なら頭部CTしかできないということはあります.
最新のMRIは検査時間が短くなっているのですね。国家試験
の過去問では、緊急時はCTとされているのでそういうものと
思っていました。この知見は「過去」だったのですね。
>退化という言葉は発生や発達の過程で使うものですので,
正確ではないかなと思いつつ、コメントをくださった方が
使われた語をそのまま使いましたが、正しい表現を使った
方が良いですね。
>脳動脈瘤の手術侵襲は未破裂ではそれほど高くはないと思い
>ます.術後合併症の原因としては手術侵襲というよりも手術
>繰作そのものが問題になる場合が多いのではないでしょう
>か.
このあたりも正確さに欠ける表現を修正していただきまして
ありがとうございました。
>脳ドックは一度受けて問題がなくとも2〜3年毎に受けた方が
>良いというのが脳ドック学会での多数意見だったと思いま
>す.
そうなんですね。
>無症候性脳梗塞や脳動脈硬化の程度を知って生活習慣を見直
>すにはいい機会だと思いますので,40〜50歳になったら普段
>は病院にかからないような人こそ一度受けてみたほうがいい
>のではないでしょうか.
僕の大学の数名の先生方のご意見では、脳ドックはあまり積極
的には勧められていなかったので、以上のようなコメントを
書きました。そういえば脳神経外科の先生方のご意見は伺って
ませんでした。参考になりました。ありがとうございました。
知らぬが仏で生活していて、突然動脈瘤が破裂して突然死となる確率は50%とも言われています.破裂して社会復帰できる確率は4人に1人(つまり25%)と私は説明しています. そして,未破裂動脈瘤の外科的治療での死亡リスクは1%以下だと私は思っています.