「高脂血症」あらため「脂質異常症」に 学会が新指針 [朝日新聞]
2007年4月25日 時事ニュース
04月25日付 朝日新聞の報道
「「高脂血症」あらため「脂質異常症」に
学会が新指針」へのコメント:
asahi.comより:
この指針は内容的には従来の考え方と違いはないですよね。
確かにHDLコレステロールが基準範囲より低い場合にも
「高脂血症」と呼ぶのは僕も抵抗感がありました。
でも「脂質異常症」の「異常」という語はちょっと・・・。
診断された患者さんに治療を受けたいという意思をもって
いただくためには「異常」という語の持つインパクトが
有効かも?なんていうふうにも思います。
脂質異常症は、よっぽどの異常値でもなければそれ自体では
無症状。しかし動脈硬化症を生じるリスクは高く、放置した
ままでは危険なことになりうる病態。気をつけたいものです。
「「高脂血症」あらため「脂質異常症」に
学会が新指針」へのコメント:
asahi.comより:
「高脂血症」あらため「脂質異常症」に 学会が新指針
2007年04月25日19時51分
日本動脈硬化学会は25日、心筋梗塞(こうそく)の引き金になるとされるコレステロール・中性脂肪値の異常を診断する新しい指針を公表した。総コレステロール値を診断の基準にするのはやめ、「悪玉」とされるLDLコレステロール値などで診断するのが柱。病名は「高脂血症」から「脂質異常症」に変更する。
指針の改定は5年ぶり。従来の指針では、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪のいずれかが基準より高いか、「善玉」とされるHDLコレステロール値が基準より低い場合を総称して「高脂血症」と呼んできた。しかし、善玉コレステロール値が低い場合も「高脂血症」と呼ぶのは適当でないとして、病名を変えた。
また、総コレステロール値は血清1デシリットルあたり220ミリグラム以上を「異常」としてきたが、これだと善玉コレステロールだけが多い人も治療対象になってしまう可能性があるため、診断基準から除いた。
新指針では、LDLコレステロールが140ミリグラム以上、中性脂肪が150ミリグラム以上、HDLコレステロールが40ミリグラム未満の場合を「脂質異常症」と診断する。
この指針は内容的には従来の考え方と違いはないですよね。
確かにHDLコレステロールが基準範囲より低い場合にも
「高脂血症」と呼ぶのは僕も抵抗感がありました。
でも「脂質異常症」の「異常」という語はちょっと・・・。
診断された患者さんに治療を受けたいという意思をもって
いただくためには「異常」という語の持つインパクトが
有効かも?なんていうふうにも思います。
脂質異常症は、よっぽどの異常値でもなければそれ自体では
無症状。しかし動脈硬化症を生じるリスクは高く、放置した
ままでは危険なことになりうる病態。気をつけたいものです。
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